# 頭痛の表現アーカイブ（昭和）

> 企画「昭和における頭痛・肩こり・生理痛の変遷」用。過去のテキストで頭痛がどう表現されたかを、**場所（どの本・何年のどこ）**と**表現（原文の言い回し）**をセットで記録する。トオル確認用の一時置き場。
> 運用: 1件ごとに 引用（原文） / 出典（書名・著者・出版年・コマ/頁・リンク・閲覧可否） / メモ（言葉の分類・対処との関係）
> 更新: 2026-08-23 — NDLサンプリング5件＋青空文庫3件を追加

---

## 昭和前史（明治末〜大正）— 昭和の頭痛語の土台

#### 佐野彪太『神経衰弱と頭痛めまひ』 — 「頭痛とは違ふ」頭重（明44/1911）
- **表現（原文・コマ28）** > のてはないから頭痛とは違ふこう云ふ頭重のある人は空こんな患者は頭を字等て强く （OCR断片。画像上は「〜ではないから頭痛とは違ふ。こう云ふ頭重のある人は…」）
- **場所**: 佐野彪太『神経衰弱と頭痛めまひ』（最新衛生叢書）広文堂 明44.12 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/835043 コマ28/59 [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 頭痛と鑑別される鈍重感としての「頭重」。神経衰弱の自覚症状。昭和の「頭重」用法の原型。

#### 加藤耕蔵編『頭痛ノ診断及其療法』 — 偏頭痛の定義（明44/1911）
- **表現（原文・コマ19,41）** > 偏頭痛 Migraine 偏頭痛トハ、モト頭ノ片側ニ發スル頭痛ノ意ナリ。然レ〓、兩側ニ發スル場合モ亦稀ナラズ。偏頭痛ハ、一定ノ前驅症、例之バ不快感、欠伸、眩暈等ヲ伴ヒ、若クハ一二囘嘔吐スレバ、忽チニ輕快スルヲ常トス / 偏頭痛ノ患者ハ、發作時ニ於テハ、殆ンド瀕死ノ境ニアルガ如ク、可憐ナル狀態ヲ呈スルモノナリ、偏頭痛ノ狀態ハ能ク船暈ノ狀ニ彷彿セリ。
- **場所**: 加藤耕蔵編『頭痛ノ診断及其療法』（近世医学叢書38）南江堂 明44.2 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/834832 コマ19,41/54 [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: Migraine/Hemicranieの定義。前駆症（不快感・欠伸・眩暈）→嘔吐後軽快の定型。比喩が「瀕死」「船酔（船暈）」と強い。1911年時点で既に臨床像が完成。

#### 前田末喜『運動の生理的理論及実際』 — 脳疲労と触覚鈍麻（大7/1918）
- **表現（原文・コマ134-136）** > 中には腦疲勞を殆ど感ぜないで毎日〓〓幾時間も連續的に同一問題に沒頭 / 之に反して腦の活用に慣れない野蠻人は直ちに腦疲勞を生ずるものである。 / 此の腦疲勞に伴ふ觸覺の鈍れを最初に實驗した者はグリースツ、(Gries…) / 二 腦疲勞の身體疲勞に及ぼす影響 [見出し]
- **場所**: 前田末喜『運動の生理的理論及実際』目黒書店 大正7 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/931432 コマ134-136/215 [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 脳疲労の個人差（鍛錬者は耐性）と、脳疲労が触覚閾値・筋疲労計に及ぼす影響。痛みではなく能力低下としての「頭の疲れ」。昭和の「脳疲労→頭痛」言説の前史。

#### 芥川龍之介『忠義』 — 神経衰弱の三点セット（大6/1917） ★本文確認済
- **表現（原文）** > 板倉修理は、病後の疲労が稍やや恢復すると同時に、はげしい神経衰弱に襲われた。――肩がはる。頭痛がする。日頃好んでする書見にさえ、身がはいらない。
- **周辺** > 廊下を通る人の足音とか、家中かちゅうの者の話声とかが聞えただけで、すぐ注意が擾みだされてしまう。…極ごく些細ささいな刺戟からも、絶えず神経を虐さいなまれるような姿になった。
- **場所**: 芥川龍之介『忠義』1917年3月初出「黒潮」/ 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/173_15216.html [ログインなし閲覧可]（図書カード https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/card173.html）
- **メモ**: 神経衰弱の身体症状の筆頭として「肩がはる。頭痛がする。」と断定調2文で並置。知覚過敏描写と連続。【緊張型頭痛＋神経衰弱】の典型。短句で引用しやすい。

#### 夏目漱石『彼岸過迄』 — 朝の頭痛と「頭痛でもする人のように」（明45/1912）
- **表現A（朝の頭痛）** > それでも彼はじっとしているつもりであったが、しまいに東窓から射し込む強い日脚ひあしに打たれた気味で、少し頭痛がし出したので、ようやく我がを折って起き上ったなり、楊枝ようじを銜くわえたまま、手拭てぬぐいをぶら下げて湯に行った。
- **表現B（比喩）** > 森本は倦怠だるそうに浴槽の側ふちに両肱りょうひじを置いてその上に額を載のせながら俯伏うっぷしになったまま、「役所は御休みです」と頭痛でもする人のように答えた。
- **場所**: 夏目漱石『彼岸過迄』1912年1-4月「朝日新聞」連載 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/765_14961.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: Aは日射・睡眠不足起因の軽度頭痛「少し〜し出した」と漸進表現。Bは仮病的身振り（額を肱に載せて俯伏す）が定型化、「頭痛でもする人のように」という婉曲。明治期の会話文の特徴。【仮病の口実としての頭痛】カテゴリー。

#### 三遊亭圓朝『業平文治漂流奇談』 — 頭が割れそう＋按摩への誘導（明治期演述）★NEW 08-25
- **表現（原文・対話）** > 浪「起きられやしねえよ、頭が割れそうだア」國「なんだ頭が割れそうだ、頭が痛けりゃア按摩でも呼んで揉んで貰いねえナ」浪「拳骨（げんこつ）で廿ばかり打たれたよ」
- **場所**: 三遊亭圓朝（述）『業平文治漂流奇談』明治期の演述 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000989/files/351.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: ⭐破壊比喩「頭が割れそう」＋世間的応答「按摩でも呼んで揉んで貰い」が同一対話内。痛みの表現→処置の誘導まで含む口語の完全形。落語・講釈という口演文芸での流通（累ヶ淵と並ぶ）。詳細は pain_痛み表現_調査ログ_2026-08-25.md

#### 牧野信一『爪』 — 「頭が割れさうだ」＋頭を押さえる身振り（大正8/1919）
- **表現（原文）** > 彼は悩む者のするやうに両手で確り頭を圧えた。「頭が割れさうだ。」――暫らく沈黙を保つた後に、――重々しい、そして発言に遇然のやうな調子を加へて、「――狂人になるんぢゃないかしら！」
- **場所**: 牧野信一『爪』1919（大正8）年12月「十三人」第一巻第二号 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/52876_43454.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 口語での「頭が割れる」。両手で頭を圧える身振り＋狂気への不安がセット。⭐少なくとも大正8以前から口語で生きていた最古参級の破壊比喩。

#### 長与善郎『青銅の基督』 — ズキズキと痛んでほてり（大正12/1923）
- **表現（原文）** > 一〇 裕佐がその夜妓楼（ぎろう）を出たのは子（ね）の刻に近かった。頭はズキズキと痛んでほてり、からだは疲れていた。
- **場所**: 長与善郎『青銅の基督』1923（大正12）年1月「改造」 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/001521/files/51826_74233.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 歴史小説地の文での無自覚使用＝拍動性の標準擬態語として既に定着。「ズキズキ×ほてり」の組み合わせ。⭐青空文庫レベルで確認できた最古の「頭×ズキズキ」例（明治期は要補掘）。

#### 『英和会話作文彙材』成美堂 — 脚のズキズキ痛む（明32/1899・NDL）★NEW 08-25
- **表現（原文・コマ）** > 風邪に罹る頭痛感冐に罹る…脚のズキズキ痛む(麻痺したる時等)
- **場所**: 『英和会話作文彙材』成美堂 明32.5 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/871339 コマ36 [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: ⭐「頭×ズキズキ」としては**現存最古級の印刷例が英語教材**。西洋語の ache/throbbing を訳すため生活語が動員された。詳細は pain_痛み表現_調査ログ_2026-08-25.md §7A

#### 伊原青々園『新桂川 前』 — 「頭がズキズキ痛みますので」（明42-44/1909-11・NDL）★NEW 08-25
- **表現（原文・コマ27）** > よ。處で、先つきから頭痛でもするやうだね。」…致します上に、頭がズキズキ痛みますので、
- **場所**: 伊原青々園『新桂川 前』画報社 明42,44 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/886816 コマ27 [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 会話文での使用。「頭痛でもするやうだね」(漱石彼岸過迄と同型の婉曲聞き方)と「ズキズキ痛みますので」が同一場面に併存。青空文庫最古例より12年早い。

#### 尾崎紅葉『紅葉遺稿』博信堂 — 擬態語類語集が「頭痛」を分類（明44/1911・NDL）★NEW 08-25
- **表現（コマ72・画像精読済み）** > 見出し列「づかづか／**づきづき**／つくづく／つやつや／つるつる…」に漢字注。「岑々(頭痛)」と読める注が**づきづき列**の位置に付く(漢字の同定は要再確認。OCRは「かづかづきづき岑々(頭痛)つ」)
- **場所**: 尾崎紅葉 著『紅葉遺稿』博信堂 明44.4 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/889043 コマ72 [ログインなし閲覧可] ※初出調査時にpid 889044(『紅葉遺文』隆文館明43=別書)と取り違えたので注意
- **メモ**: ⭐この頁は**物語ではなく紅葉の死(1903)前に編まれていた擬態語類語集**(遺稿として明44刊)。「づきづき」系を「頭痛」の注つきで分類していた=明治最大級の作家・辞書編纂者が痛み擬態語を体系化していた証拠。画像保存先 ~/writing/reference/tmp_kouyou_72_top.jpg

#### 若月保治『夜叉の首：冒険怪譚』本郷書院 — がんがん最古級（明40/1907・NDL）★NEW 08-25
- **表現（原文・コマ89）** > …まづつうかたところよちはしりやうがんがんでに頭痛し、ヤシバの尋いて語る所によれば予が血走れる兩體はゝ眼と
- **場所**: NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/888507 コマ89 [ログインなし閲覧可] — 「頭痛×ガンガン」としては現存最古級(OCR粗・要精読)。詳細は pain_痛み表現_調査ログ_2026-08-25.md §8B

#### 栗本和夫『石榴』制作社 — 頭の蕊ががんがんする（昭和9/1934・NDL）★NEW 08-25
- **表現（原文・コマ18）** > 米は昨日から頭の蕊ががんがんすると云つて床に寢て…あの時も歸つてから頭痛で寢たんだから
- **場所**: NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/1090000 コマ18 [ログインなし閲覧可] — 「頭の芯(蕊)ががんがん」構文。林芙美子放浪記新版より4年早い同型例。

---

#### 上田万年・松井簡治『大日本国語辞典』第１巻 — 辞書が認証した頭痛語（大正4/1915・NDL）★NEW 08-25
- **表現（原文・コマ418）** > かしらがうつ 頭打 頭が、づきづき痛む。頭痛がする。
- **場所**: 金港堂書籍 大正4 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/954645 コマ418 [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 国語辞典の見出し「頭打」の語釈として「づきづき痛む」が載る=生活擬態語の公式認証。

#### 岡本綺堂『指輪一つ』 — がんがん痛む（汽車旅・大正14/1925）
- **表現（原文）** > 僕はまたまた苦しくなって、頭ががんがん痛んで来ます。これで押して行ったらば、途中でぶっ倒れるかも知れない。
- **場所**: 岡本綺堂『指輪一つ』1925（大正14）年8月「講談倶樂部」 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/43547_18862.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 汽車旅の苦しさ・全身状態悪化時の「がんがん」。「ぶっ倒れるかも知れない」と倒錯予告がセット。【急性増悪型】のがんがん用法。

---

### 1926-1928年（昭和元年-昭和3年） — 昭和最初期

#### 林芙美子『放浪記（初出）』 — あんまり頭がズキズキ痛むので（昭和3-5/1928-30）
- **表現（原文）** > 昼から、あんまり頭がズキズキ痛むので、娘と二人黒犬を連れて、日在浜に出て見る。
- **場所**: 林芙美子『放浪記（初出）』1928（昭和3）年10月〜1930（昭和5）年10月「女人藝術」連載 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/45649_26591.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 日記体の即時記述。前後にコロロホルム（クロロホルム）の匂い描写——薬品が日常に漂う風俗。「あんまり〜ので」=痛みが行動の理由として自然に機能している。
- **新版追補**: 『新版 放浪記』には ⭐「風邪を引いたのか、馬鹿に**頭の芯（しん）がずきずきと音をたてている**」（寒夜・金だらいの手拭がかちかちに凍る場面）。拍動を「音を立てる」と聴覚比喩化した逸品。新版追補分のため初出年は底本要確認 https://www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/1813_30136.html


#### 芥川龍之介『歯車』 — 閃輝暗点→偏頭痛の定型（昭2/1927）
- **表現（原文）** > 歯車は次第に数を殖やし、半ば僕の視野を塞いでしまう、が、それも長いことではない、暫らくの後には消え失せる代りに今度は頭痛を感じはじめる、――それはいつも同じことだった。 / ホテルの玄関へはひつた時には歯車ももう消え失せてゐた。が、頭痛はまだ残つてゐた。 / しかし幸ひにも頭痛だけはいつの間にか薄らいでゐた。
- **場所**: 芥川龍之介『歯車』1927年10月初出「文藝春秋」（遺作）/ 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/40_15151.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 閃輝暗点→視野狭窄→拍動性頭痛の定型を克明に記録。昭和2年の文学における頭痛の核。

#### 寺田寅彦『竜舌蘭』 — 「頭が重い」と「頭痛膏」の日常（昭2頃/1927）
- **表現（原文）** > さっきから頭が重いようで、気が落ち付かぬようで人と話しかけられるのがいやであったから、ひとりで蔵の間へはいつて八犬伝を見たが、すぐいやになる。 / こめかみに貼つた頭痛膏にかかるおくれ毛をなでつけながら、自分のほうを向いたが、軽くうなずいて片頬で笑った。
- **場所**: 寺田寅彦『竜舌蘭』1927年頃／底本「寺田寅彦随筆集 第一巻」岩波文庫1947年 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2330_13488.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 随筆。①「頭が重い」＝抑鬱と結びついた鈍い頭重感（年表の頭重に対応）。②「頭痛膏をこめかみに貼る」＝家庭常備薬の風俗描写。

### 1929-1931年（昭和4-6年）

### 1932-1934年（昭和7-9年）

#### 上条秀介・中川嘉志馬『臨牀診断学』 — 「頭痛乃至頭重ヲ訴フルモノ」（昭8/1933）
- **表現（原文・コマ10-11）** > I. 頭痛乃至頭重ヲ訴フルモノ 頭痛 Kopfschmerz 及ビ頭重 Kopfweh ハ各種疾患ノ附隨症狀トシテ訴ヘラレルガ / 鈍痛乃至頭重トシテ來ル。慢性傳染病デハ黴毒ノ發疹期ニ見ラレル。 / 精神過勞者(投機師,學者等)常暫頭痛(特發性神經性,種々鈍痛,頭重
- **場所**: 上条秀介・中川嘉志馬『臨牀診断学』克誠堂書店 昭和8 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/1051578 コマ10-12/225 [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 独語Kopfschmerz/Kopfweh併記の症候分類。「頭痛乃至頭重」という包括句。梅毒・精神過労を並列。昭和初期の診断学の定型句。

### 1935-1937年（昭和10-12年）

#### 宇佐玄雄『説得療法』 — 圧迫・被帽感としての頭重（昭11/1936）
- **表現（原文・コマ25ほか）** > 頭重では壓迫されて居る樣なとか、冑を被つて居る樣なとか、糊で貼ら / 頭痛や頭重でも、普通の人ならば絕えず周圍の事柄に氣が紛れて居るから、格別氣が [コマ10] / 頭痛、頭重、項痛、肩痛其他神經痛樣の疼痛、頭內茫乎の感、頭內空虛の感 [コマ24] / 神經質者は絕えず頭痛、頭重等に惱むやうになり [コマ12]
- **場所**: 宇佐玄雄『説得療法』人文書院 昭11 / NDL https://dl.ndl.go.jp/pid/1047552 コマ10,12,24,25,32,42等（ヒット20件）[ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 触覚比喩の三連「圧迫／冑を被る／糊で貼られた」。神経質者の注意執着が頭重を増強する機制を説く。森田療法系の臨床例。昭和11年の頭重表現の代表。

### 1938-1940年（昭和13-15年）

#### 江戸川乱歩『暗黒星』 — 「頭がズキズキ痛むんだ」（昭和14/1939）
- **表現（原文）** > 「変だな。頭がズキズキ痛むんだ。どうしたんだろう。君すまないが、ご主人の様子を見てくれ。なんだか、おかしなあんばいなんだ」
- **場所**: 江戸川乱歩『暗黒星』1939（昭和14）年1-12月「講談倶楽部」連載 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/001779/files/58333_76414.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 大衆小説の口語。不穏な事態の前兆としての頭痛訴え。「ズキズキ痛むんだ」=話し言葉でも無自覚に使われる定着ぶり。


### 1941-1943年（昭和16-18年）

### 1944-1946年（昭和19-21年）

### 1947-1949年（昭和22-24年）

### 1950-1952年（昭和25-27年）

### 1953-1955年（昭和28-30年）

### 1956-1958年（昭和31-33年）

### 1959-1961年（昭和34-36年）

### 1962-1964年（昭和37-39年）

### 1965-1967年（昭和40-42年）

### 1968-1970年（昭和43-45年）

### 1971-1973年（昭和46-48年）

### 1974-1976年（昭和49-51年）

### 1977-1979年（昭和52-54年）

### 1980-1982年（昭和55-57年）

### 1983-1985年（昭和58-60年）

### 1986-1989年（昭和61-平成元年）

---

## 未分類・候補（年代未確定／要本文確認）

#### 三好十郎『好日』（戯曲） — 「頭がズキズキ痛みやがる」（年代要確認）
- **表現（原文）** > やれやれ、頭がズキズキ痛みやがる。（間。……四辺は静かである）
- **場所**: 三好十郎『好日』底本「三好十郎の仕事 第二巻」 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/001311/files/49774_35338.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 台詞での使用。「〜やがる」と荒い口調の痛み表現。初出年未記載→要確認（三好十郎=1908-1959、戯曲は主に1930-40s）。

#### 武田麟太郎『現代詩』 — がんがん×安物解熱剤の頓服（年代要確認）
- **表現（原文）** > とにかく自分はひどく疲れてゐる。朝から数度にわたつて解熱剤を服（の）んで見るが、熱は少しも下らない。もつとも、この熱さましの頓服と云ふのは、銭惜しみする妻が近くの薬局で調合させた得態（えたい）の知れぬ安物なので、効き目なぞ怪しいのだらう。よけい頭ががんがんと痛むし、咽喉がつまつたやうでいくら咳いても痰が容易に切れない。
- **場所**: 武田麟太郎『現代詩』底本「現代文学大系44」 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000189/files/963_20983.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: ⭐**発熱×解熱剤頓服×薬局で調合した安物×がんがん**——戦時中一般薬ログ（pain_戦時中_一般薬_調査ログ_2026-08-25.md）と直結する風俗描写。「効き目なぞ怪しい」=市販・薬局薬への不信の声も記録。初出年要確認。

### 正岡子規『墨汁一滴』 — 病牀の頭重・鈍麻（周辺表現・1901年）
- **表現（原文）** > 病牀苦痛に堪へずあがきつうめきつ身も世もあらぬ心地なり。 / 年頃苦しみつる局部（ところ）の痛（いたみ）の外に左横腹の痛去年（こぞ）より強くなりて今ははや筆取りて物書く能（あた）はざるほどになりしかば思ふ事腹にたまりて心さへ苦しくなりぬ。
- **場所**: 正岡子規『墨汁一滴』1901年1-5月「日本」新聞連載 / 青空文庫 https://www.aozora.gr.jp/cards/000305/files/1897_18672.html [ログインなし閲覧可]
- **メモ**: 直接「頭痛」語は少ないが病牀の総体描写。1901年と昭和前だが参照例として置く。

### 寺田寅彦『柿の種』 — 頭痛語なしを確認（1922年頃・ネガ確認）
- **検証**: https://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/1684_11274.html 全文76,312字を「頭痛/頭が痛い/頭重/偏頭痛」で検索→ヒット0
- **メモ**: 随筆では明示的な頭痛語が出ない例。ネガ確認として記録。寺田の頭痛随筆は『竜舌蘭』側が貴重。

---

## 補足・作業メモ

### 痛みの質語彙（擬音語・比喩）探索結果 — 2026-08-25 ★NEW
- **収穫**: ズキズキ（大正12青銅の基督→昭和3放浪記→昭和14暗黒星と全ジャンル定着）／がんがん（大正14指輪一つ＝急性増悪型）／「頭が割れそう」（圓朝明治演述・牧野信一大正8）。⭐放浪記新版「頭の芯がずきずきと音をたてている」は聴覚比喩化の逸品。詳細＝`pain_痛み表現_調査ログ_2026-08-25.md`
- **NDL定量（08-25追計測・詳細はログ§6）**: 「頭痛×オノマトペ」400字近接AND＝ズキズキ5,640／ガンガン4,026／ひりひり2,892／ジワジワ1,591／**ジリジリ1,317**。五語共通SHAPE=戦前期漸増→1940sも減衰せず→1950s急拡大→1990sピーク。媒体プロファイル: ズキズキ・ジリジリ=文学中心／ひりひり・ジワジワ=医学中心。⭐Aozoraでゼロだったジリジリ等も印刷物全体では大正期から実在
- **戦前全数調査（08-25・ログ§7）**: 「頭痛×ズキズキ」明治30〜昭和16を100件列挙。⭐最古級=明32英語教材(acheの訳語として)／明44紅葉遺稿・新桂川(明治文学)／大正4国語辞典が「づきづき痛む。頭痛がする」を認証／昭和8三共『治療薬報』に医師の問い「どんな風に痛む?」と患者の擬態語回答が原文で残る(交換点の実物)／**昭和10年代初頭からノーシン広告「頭の芯がズキズキ痛み頭がボンヤリして」**=臨床本格採用より15年以上早い市販薬側の採用
- **ネガ**: 「きりきり」=頭痛文脈0件（地獄変「蛇がきりきりと捲きついて」等は別義。「きりきり舞い」語義が支配的）。「じんじん×肩」=0件。
- **未遂**（SearXNG上流停止）: こめかみ×痛。次回再実施。
- **中間的読み**: 頭痛=拍動・破裂（音のある痛み: ズキズキ・がんがん・割れる）vs 圧迫（音のない痛み: 冑・糊・頭重）の二系統が大正〜昭和初期に並立。ズキズキは部位を跨いで流通する汎用擬態語（腰・股にも使用、藤村『新生』では鍼の触感にも）。

- **NDLサンプリング（2026-08-23）**: 頭重10,574件→機械重量誤検出（頭重量等）を除外し2件、偏頭痛3,802件から1件、脳疲労80件から1件を本文確認。詳細は一時ファイル `~/writing/reference/NDL_頭痛サンプリング_20260823.md` に記録。
- **青空文庫追加（2026-08-23）**: 芥川『忠義』は指示URL 173_14042.htmlが404→図書カードから正規173_15216.htmlを特定し確認。漱石『彼岸過迄』は指示794_14945.htmlが三四郎の番号で404→正規765_14961.htmlで2例確保。寺田『柿の種』1580_21243.htmlも404→正規1684_11274.htmlで0件確認。
- **婦人誌投書欄 試し掘り（2026-08-23）**: 「主婦の友 頭痛」18,628件（雑誌8,280/図書10,203、館内限定12,188が大半）、「婦人倶楽部 頭痛」6,930件（雑誌3,426、上位は各巻号1935-04,1988-04等いずれも館内限定）、「脳疲労 頭痛」1,717件（1950年代758件/1930年代256件に山、送信可45件）。一覧では投書欄か医療記事か区別不可→個別ページのコマ確認が必須。次段階は「雑誌」に絞り＋「悩み/相談/教えて」ANDで掘る。
- 一時ファイル `/home/torui/aozora_zutsu_archive.md` は本ファイルに統合済み。
